【長崎2日目】
さて! 長崎2日目の様子をご紹介します。
3・6・5で朝食
朝はホテル近くの喫茶店でモーニングサービスを食べることにします。
やはり、地元の店で店主とお話しできそうな店で楽しい朝食を取りたいと思ってたんです。楽しくないとあきません。
長崎駅前のホテルを出て、駅の東側を歩いて5〜6分のところにある喫茶店を見つけました。あちこち探し回る時間はないので飛び込みました。
朝7時30分。店の名前は「喫茶3・6・5」
店主は60歳前後の男性。
店内を見回したら、モーニングは朝9時からと書いてある。
9時から? 9時から! 遅いやん!
モーニング下さい!
とりあえず注文してみた。
ハイ! 元気のいい声。
注文してから 「ゴメン、モーニング頼んだけどエエンかな?」と聞いたら、毎朝7時頃にはお客がいてるから大丈夫です!やて。
なんで「モーニングは朝9時から」って書いてあるのか聞こうとしたら、その動きを察知した妻が私をじっと睨んで、顔を2回左右に振りよった。
あとが怖いんで聞くのをやめました。
でも、何か聞きたいので店の名前の由来を聞いてみると、「3・6・5」というのは365日営業するつもりで頑張ろうという意味だそうです。
しかし、365日営業はしんどくて続かんかったらしい。やっぱりそうか。
関西から来たことを伝えると、新型肺炎の営業で観光客が減ってることや、地元のお祭りのこと、好きなカステラのことなどいっぱい話してくれました。
新型コロナよ、クルナ!と言っても来よるんやろなあ。
この店主と話をすると楽しいので是非行ってください。
地元の常連さんが沢山来られるようで、ええ店です。
しゃべってばかりで、ついつい写真撮るのを忘れましたわ。
有名カステラ
モーニングを食べ終えたんで、朝の重要テーマに向かって行動開始です。
駅前で市電にのって10分程度でめがね橋の最寄り駅に到着しました。
最寄り駅って書いたけど、駅名はその名のとおり、めがね橋。
めがね橋の南東50メートルくらいのところ(地図の左上の赤丸辺り)にある和菓子屋さん「岩永梅寿軒」のカステラを買いに行きます。
カステラの名前は「長崎カステラ」。そのままやん。特に珍しくはないねんけど、しっとりもちもち食感がメチャいいそうなんで、絶対に食べるぞ!の気持ちでいきます。
このカステラ、インターネットでの取り寄せは半年待ちです。半年も経ったら、予約したことすら忘れてしまいそうですわ。
かといって、店頭購入の予約はできないため、朝の開店前に行って待つしかないです。
店頭でのカステラ販売個数は日によって異なるそうで、インターネット販売の売れ行き次第のようです。
この、岩永梅寿軒さんは毎週日曜日の午後が店休日なので、お店に行く人はお気をつけて!
私たちが行った この日は土曜日。長蛇の列を想像しつつ8時50分頃に店の前に到着するとすでに3名の開店待ちの客あり。
ん? 写真には4名写ってるやん。
実は写真の右端は私です。
9時40分頃に店のご主人らしき男性が店の前をお掃除されました。
10時の開店時には15名くらいの列になってました。
店の木製の戸があけられるとすぐに、私たちの前のお客の注文がテキパキと捌かれます。
5分ほど待ったら順番が回ってきました。お店側の対応がスムーズなので、思ったよりも待ち時間は短かったです。
「これ美味しい? 値段もうちょっとまけてよ(安くしてよ)!」
こんな面倒なお客さんがいたらえらいことやけど、幸いにもいませんでした。
長い列で待つのが嫌な人は早めの時間に行くことをオススメします。
私たちは土産用を5個、自宅用に1個買いました。自宅に帰ったら速攻で食べるぞ!
あっ、参考までに試食がありました。大き目で美味しかったですよ~!
めがね橋
開店待ちの暇な時間を私に任せて(押し付けて?)、妻は昼間のめがね橋を探索です。
いろいろ写真をとったそうですが、これを撮りたかったそうです。有名なハート型の石。探してみてください。うちの奥さんが探せたくらいですから、あなたなら大丈夫ですよ! たぶん。しらんけど。
ハート型をした石をハートストーンと言いいますが、全国にたくさんあるようですね。愛を願うパワースポットとして人気を集めているようです。
ところで、なぜめがね橋が有名なのでしょうか? なぜ、めがね橋というのでしょう?
めがね橋は、国の重要文化財に指定されている日本最古のアーチ型石橋だそうです。
寛永11年(1634)に興福寺の黙子如定禅師が架けたこの橋は、長さ22m、幅3.65m、川面までの高さ5.46mです。
川面に映った影と橋の形をあわせると「メガネ」に見えることから、この名前がついたと言われています。ドラえもんののびた君の眼鏡みたいです。
この橋は日本最古のアーチ型石橋であり、国の重要文化財であることで、『日本橋』『錦帯橋』と並び日本三名橋に数えられるほど有名なんですね。
早めの昼食
10時15分頃にカステラの購入を終えて、近くの商店街や路地をブラブラしながら、新地中華街へ向かいます。
このあたりの路地にはいい味わいがありますね。昔ながらの家屋・商店があって懐かしい雰囲気です。私の年齢がそう思わせるのかも。
また中華街か? 何しに行くねん? また食べるんか?
そう、また食べに行くんです。
目的は早めの昼食。ここは超有名観光地の長崎です。観光客が少ないとはいえ、観光客はあちこちに潜んでるはず。レストランはすぐに埋まるにきまってます。早めに行ったほうがいいです。それに、順番待ちはツライです。
11時30分、前日とおなじ「会楽園」に到着。
今日は、皿うどんと東坡肉 (トンポーロー)に挑戦です。
トンポーローは、前日に他の店で買ったものと味を比べるために注文します。
もちろん食べたいからですよ。
まず、トンポーローが来ました。豚肉とパンが別の皿に乗ってます。
豚肉は前日のとは違って厚さは3倍近い。濃い色のタレがタップリかけられています。
パンをそっと掴んでみるとふんわり柔らかい。蒸しパンに近い柔らかさです。これも前日のものよりいい感じ。
豚肉をパンに挟んで、いただきまーす!
濃い味とふんわりパンが口の中いっぱいに広がってめちゃウマ。
前日のものとは比較にならないくらい美味いです。
前日のは1個350円。今日のは1個550円。トンポーローを食べるなら、私は食べ歩き用のものを買うより、レストラン(食堂といわれる店でもいいと思いますが)で提供される料理を食べることをオススメします。
皿うどんは太麺と細麺のどちらがいいのかな? 味はどうかな?
注文前に店員さんに聞いたところ、地元の人は太麺を食べることが多いそうなので、それに倣ってみました。
太麺の皿うどんは、前日のちゃんぽんよりも麺に味がしっかり染み込んでいて、これは美味い! イカ、アサリなど海鮮はもちろん、野菜など様々な具材が入っていて出汁が凝縮されているんでしょうね。
私は、この皿うどん気に入りました。
念のため書きますが、私は会楽園からの回し者ではありません。他に店を探すのが面倒だっただけで、妻の野生の感に頼っただけです。
皇帝パレード
12時30分、はらごしらえが済んだので、ランタンフェスティバル皇帝パレード出発点の広場に向かいます。
広場へ向かう途中で「かんぼこ屋」を見つけたので買って食べてみました。
長崎ではかまぼこのことをかんぼこと呼ぶそうです。
種類がいっぱいあっておいしそうですよ。
一つ買って歩きながら食べました。美味さは? いうまでもなくGreat!です。
是非長崎で味わってみて下さい。。
歩いてるとまたまた見つけました。「よりより」というお菓子。食べてばっかり。
見た目はチュリトス。3本で230円だったか。1本の長さは15センチ、太さは1.5センチ程度です。
持ってみて硬そうな感じ。噛んでみたら硬い! 硬焼きせんべいって知ってますか?
知りませんか。とにかく歯に自信のない人は用心してください。
さらにブラブラ歩いてると、妻が道端の飲み物の自販機に向かっていきます。
派手!
よく見ると、観光客、特に外国の人を意識してるのがよくわかります。
硬貨の組み合わせを解説してるを初めてみました。
やっぱり、長崎は優しい地域やなあ。
皇帝パレード
14時からのランタンフェスティバルの皇帝パレード出発を見物するため広場に行きました。すでに大勢の人が広場を囲んでいます。
ちょっと待ってると、14時から、皇帝役に選ばれた人とお妃役のインタビューが行われました。このインタビューが20分!
長すぎる!
待つ身になってよ。
14時20分、パレード開始です。
古来中国の音楽なのでしょうか、太鼓や笛の音色がええ感じでした。
服装も鮮やかでこれもいい!
パレードは10分くらいで通り過ぎていきました。このパレードは広場を出発後、商店街を突き抜けて新地までいきます。
思ったよりも早くパレードが通り過ぎてしまい、少し時間があるのでもう少し街をブラブラ見て歩くことにしました。
出島和蘭商館跡を外から見学。中に入るほどの時間はないので外観を見て説明書きを読む程度。
続けてブラブラしてると、「なんばんえびす」様の銅像に遭遇。十八銀行の横に設置されてます。えびす様と呼ぶよりも、えべっさんのほうが馴染みのあるいいかたで呼びやすいです。
商売繁盛を願ってたんやろうなあ。銅像には鯛が下げられてました。
帰途へ
ランタンフェスティバル、長崎の夜景など長崎での目的が達成できたので帰路に着くことにします。
空港バスのチケットをバスターミナル横のホテルロビーの自販機で購入します。
バスターミナルでは空港バスのチケットを売ってないのでご注意を。
バスが走りだすと社内がメチャ静かになりました。ほとんどの乗客はお疲れのようで、眠ってしまったようです。
帰りの飛行機も往路と同じくA○Aのボーイング737型機。
サヨナラ長崎!
機内ではCAさん全員がマスクを装着していました。新型肺炎予防のためには仕方ないよな。
10年くらい前SARSがはやったころ、会社の仕事でタイのバッコクへ出張した際、往路の機内でCAさんは全員マスクを装着してたのに、マスクを着けた乗客は私を含めて数名程度しかいませんでした。国内線でも似たようなものでした。感染予防の意識が薄かったんですね。
今は、あの頃とは全く様子が異なっています。感染予防の意識が高まったのはいいことですね。
カステラ賞味
帰宅後すぐに、後片付けをすませて、早々に例の岩永梅寿軒の「長崎カステラ」を賞味しました。
おっ、これは美味いやん!
文明堂、Fukusayaが有名で美味しいですね
東京駅でも有名なカステラがあります。
だけど、敢えて言うなら私はこちらのほうが好き。
しっとり感がすごくいい! カステラの底のザラメが更にいい!
一気にファンになりました。
近いうちに取り寄せに挑戦。半年待ちですが。
最後に
長崎の旅は1泊2日で短かったけど内容は濃いもので満足でした。
人は優しいし、食べ物は美味しいし、また行きたいですね。
この次はいつ頃行けるやら。