昨年初乗船した神戸の「コンチェルト」に今年2019年も乗船するぞ!
(と思っていましたが、台風の影響や仕事の調整つかずで今年は断念しました)
神戸のコンチェルトクルーズとはコンチェルトという船に乗って神戸港から西に向かって進み、明石海峡大橋手前で引き返して神戸港へ戻る観光クルーズのことです。
大きな船でゆっくり進み、海上の旅を楽しむことができます。早く早くの世間から少し離れて、ゆったりした気分に浸るのもいいのではないでしょうか。
このコンチェルトは様々場面で利用されているんです。
例えば、プロポーズ、両親へのプレゼント、結婚記念日の思い出、彼女/彼の誕生日のお祝い、デート、家族でのプチ贅沢、子供に感動をプレゼント、など活用方法はたくさんあります。
私が乗船したときには船内レストランで感動的なシーンに遭遇しました。(後述します)
コンチェルトクルーズは感動を味わうことができる素晴らしいものなのでご紹介します。
コンチェルトってこんな船
「コンチェルト」とは神戸港を拠点にクルージングするレストラン船です。
レストラン船とは、Wikipediaによれば、出航地と帰港地が同じで、本格的なレストランを備え、レストラン以外のキャビンを持たない旅客船のことだそうです。また、一般に通常の遊覧船に比べて大型であり、パーティや船上ウエディングなどに利用されることも多いらしいです。
安心な航海、食事、景色、演奏やイベント、そして心をこめたサービスの全ての調和が「コンチェルト(協奏曲)」の意味に込められているそうです。
船の大きさなど諸元を見てみましょう。
就航開始:1993年
総トン数:2,138トン
全長:74 m
全幅:13 m
速力:12.0ノット(約22km)/h
旅客定員:604名
これだけの大きさがあるので揺れは感じないですね。それに、瀬戸内海なので、波が穏やかで静かです。
コンチェルトのクルーズルート
クルーズ ルートは4種類あって少しずつ航行時間が異なります。
各クルーズは、乗船だけでもいいし、レストランでランチ/お茶/ディナーを楽しむことができます
クルーズと食事
クルーズ名 運航時間 乗船時間 乗船料(税別)
ランチクルーズ 12:00〜14:00 2時間 大人 2,900円、小人 1,450円
ランチ価格はこちらでご覧下さい
https://kobeconcerto.com/information/lunch
ティークルーズ 14:30〜16:00 1時間30分 大人 2,200円、小人 1,100円
ティメニューはこちらで。
https://kobeconcerto.com/information/tea
トワイライトクルーズ 17:15〜19:00 1時間45分 大人 2,500円、小人 1,750円
トワイライトクルーズのメニューはこちらで。
https://kobeconcerto.com/information/dinner
ナイトクルーズ 19:30〜21:30 2時間 大人 2,900円、小人 1,450円
ナイトクルーズのメニューはこちらで。
https://kobeconcerto.com/information/dinner
特別クルーズもあります
例えば Concerto Captain Cruise
コンチェルト船長主催のランチクルーズ出航!
操舵室と機関室の見学ツアー付き
その他に、普段はめったに見れないものを見ることができるかも。
時折、ホームページを確認してみてください。
食事メニュー(例)
■ランチ
■ディナー
■ディナー(上級?)
私の乗船経験を紹介(船内でサプライズに遭遇!)
今年(2019年)の夏は、残念ながらコンチェルトに乗船できませんでしたが、2018年夏の乗船経験をご紹介します。
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8月下旬、妻と二人で神戸港へ向いました。途中の道路渋滞を考慮して、我が家を早めに車で出発。
神戸港mosaic(モザイク)に到着したのは、出航予定19時30分のなんと3時間前!!
早すぎた。
夏休み終盤で最後の思い出作りをしようという人が多く、道路も駐車場もが混んでるだろうと予想したのですが、以外にもあっさりと到着です。
岸壁には「コンチェルト」が夕日を浴びて白い雄姿を横たえていました。
どうしてコンチェルトに乗船することになったかというと、息子から乗船チケットをもらったのです。大学OB向けプレゼントに応募したら当たったとか。
だから、乗船費用(2,900円×2人分)はタダ!!
よっしゃ!
息子よ、おおきに。
ということで、私たちはナイトクルーズを予約して、 ディナーをいただくことにしました。
でも、ディナー代は自腹です。
ぎりぎりに受付に行って混むと困るので、mosaic到着後すぐにコンチェルト乗船の受付に行ったら、トワイライトクルーズの受付中のため「待て!」を食らいました。
せっかちすぎたか。
トワイライトクルーズ出航後の17:30頃に受付へ行って受付手続き完了です。
チケットを見ると、いくつかあるデッキのうち、私たちが入るデッキの名前はルビーと印刷されていました。
どんなデッキなのかワクワク楽しみです。
出航まで時間があるので、岸壁からコンチェルトの船首から船尾まで眺めながらゆっくりと歩きました。
大きくて綺麗ですね。
見終わってもまだまだ時間があるので、神戸港を眺めながら涼しい待合室で乗船時間まで待つことにしました。
犬連れで遊びにきて犬と遊んでる人(犬種は茶色のレトリーバー)、自転車に乗って岸壁を颯爽と走る人、手をつないで歩くカップル、花壇の端に腰かけてスマホを見てる人、いろいろな人たちがいます。
人を見てるだけでも結構楽しい。
19:00頃になると空が少し暗くなってきました。
近くでは水上イベントが開催され、夜景に加えてすごく綺麗でした。
写真の左端で紫色に染まっているのが水上イベントの場所で、噴水とレーザー光が輝いています。
写真右側にはポートタワーがオレンジ色に輝いています。
待っていると乗船の案内放送が流れて、いざ乗船へ。
タラップに向かいます。
タラップの向こう側には青く光る観覧車。
乗船するとドレスでお洒落をした女性二人によるフルートとバイオリンの演奏でお出迎えです。
船内の螺旋階段を上がってルビーデッキに入ると、ずらりと窓際に沿って2人掛けテーブルが並べられて、景色がよくみえるように配慮されています。
中央にも少し席がありますが、ゆったりとした配列なので十分景色が楽しめます。
グランドピアノもありました。
青い枠で囲ったところがルビーデッキです。
青い枠と赤い文字は、気づきやすいように私が写真に付記したものです。
ルビーデッキの席に案内されて2人とも着席。
着席しておしゃべりしていると、19時30分になりました。
エンジン音が徐々に大きくなってゆっくりと岸壁を離れていきます。
周囲のホテルやポートタワーの位置が変わっていき、船が大きく旋回しているのがわかります。
そして、神戸港の沖合に出ていきます。
このあと、神戸港を出て西へ向かい、明石海峡大橋の東側を旋回して、神戸にもどります。
出航後しばらくしたらディナーが始まりました。
庶民の私たちにとっては贅沢な料理です。
料理は5品。最後にデザート。
メインとデザートを紹介しますね。
メインはお肉。柔らかくて、ソースが美味しくて大満足です。
もっと食べたいなぁ。
デザートはジュレです。
優しい味でこれまた美味しい
20時35分頃、私たちのデッキに女性演奏者が2名登場して バイオリン、ピアノを演奏してくれました。 星に願いをなどおなじみの曲を数曲。
演奏を聴きながら船窓の向こうに目をやると、闇夜に浮かぶ明石海峡大橋のライトが見えます。
美しい!!
そして、サプライズ!
Happy Birthday to You(曲名は知りません)の演奏が始まって、3台のワゴンにホールケーキが1つずつ乗せられて登場。
お誕生日を迎えた3人の女性のテーブルへワゴンが向かいます。
そして他の1か所では係員から男性乗客へ花束が手渡されました。
その男性は花束を同じテーブルにいる彼女へ笑顔とともに手渡すと、 彼女も満面の笑みを湛えていました。
さらに、Happy Birthdayの後でスピーカーから出る船内係員の声がひときわ大きくなりました。
「先ほど、このデッキである男性からのプロポーズが見事に成功したそうです!
〇〇さん、おめでとうございます!!」
男性とその彼女が立ち上がってデッキ内の乗客に向かって照れながらお辞儀をされました。割れんばかりの拍手!
私たちの隣のテーブルにいる女性がこの様子を見て「いいなあ~」と呟くのが聞こえました。
コンチェルトでは、こんな素晴らしい演出もしてくれるんですね。
ただし、ケーキと花束は有料で予約が必要です。
一息ついて船窓から外を見ると、飛来した旅客機がコンチェルトの斜め上を神戸空港に向かってすごいスピードで降下していきます。
キラキラと着陸誘導灯が輝く空港に向かってアプローチしていきます。
コンチェルトはゆっくりとしたスピードで神戸港へ帰って行きます。
神戸港の明かり、ポートタワーやホテルの明かりが徐々に近づいてきます。
間もなく接岸。
あーあ、もう終わりか。あと1周してくれたら。。。
下船口では、ドレスをまとった女性3人によるフルート、バイオリン、ピアノの演奏が始まりました。
私たち乗客が下船するのを見送ってくれるんです。
下船すると神戸港の夜景が改めて目に飛び込んできました。
振り返ると、コンチェルトの雄姿が夜の神戸港に映えていました。
また乗船のチャンスがあれば、その時はトワイライトクルーズに乗りたい。 いざ、我が家へ帰ろう!