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インプラントで自分の歯がよみがった! 私のインプラント治療の経験

 歯のインプラントが最近よく話題に上がっているようです。
インプラント治療とは、歯がない(抜歯した)ところにインプラントという小さな器具を埋め込んで歯の土台にする治療法です。
従来のブリッジや入れ歯にとって代わる治療法でかなり一般的になってきてますね。

長年のブリッジからインプラントに変えた私の経験をご紹介します。

ちょっと大げさかもしれませんが、歯の悩みが解消するとなぜか人生の一部が明るくなったようです。

インプラントにしようか、どうしようかと悩んでおられる方のご参考にどうぞ。

 

 

私の歯の状況

 私の口の右下奥歯4本は、若い頃の虫歯などでボロボロになっていて、
その内、真ん中の2本は抜歯したままで、両端の2本で4本分を支える銀歯のブリッジにしていました。

モノを噛む時の4本分の圧力を2本の歯で支えていたのですが、長年の負担に耐え切れず、ついに支えの2本のうち1本が悲鳴をあげて鈍痛を引き起こすようになったんです。しかも物を噛むたびにブリッジが少し沈む!

「これは、アカン。ヤバイかも。」

かかりつけの歯科で診察を受けると、2本とも歯の根が傷んでおり今のまま放置すればアゴの骨に影響しかねない。根本治療が必要とのことで予想はしてましたがガックリです。

私はこの医師を大変信用していまして、また、彼と話すのが好きなんです。

私が「歯医者嫌いやねん」といったら、「僕も嫌いや。僕の口の中で何してるかわからんから怖い」
わかってるやん。

入れ歯にするか、インプラントにするか。それが問題だ!

とは彼はいいませんでしたが、どちらにするか判断を求められました。


いつもの調子で返そうと思ったけど、いつもと違って顔がクソまじめなんでやめました。
この時は、詳しいことは聞けずですが、真面目に考えなあかんのやなと感じましたね。
 

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2本の歯で4本分を支えるブリッジ

インプラントについて気がかりなこと

私の少ない知識では、入れ歯はインプラントに比べて安価で、治療期間も短くて済みそうです。しかし、入れ歯をしている叔父に使い勝手などを聞いてみたところ、金具が入れ歯の内側についているので気になるかもしれないことや、食べかすの掃除など日々の手入れに手間がかかることなどがあり、我慢できるならやってもいいと思うけどあまり勧めないとのことでした。

叔父「慣れたら大したことないけどな」

私 「どっちやねん!」

また、ある日、法事で親族が集まった時に、久しぶりに会う10才年下の従弟と会話していると、インプラントにしたと言うではありませんか。

私の頭の中はインプラントのことで埋まってしまい、法事のことなど頭から飛んで行って、治療期間、費用、耐用年数、手術時の痛さなどなど、とにかく聴きまくりました。

従弟の総合評価としては、口の中は快調、悩む必要なし、インプラントにすべき!という意見でした。

信頼できる経験者の意見を聴くことができたのでいい収穫だったと思います。

たった2件で、数は少ないけど。

それでも、インプラント治療期間、費用、耐用年数、手術時の痛さはもちろんのこと、私に合うのかどうかなどもっと情報が欲しくなりました。

 

医師のカウンセリングをうけてみた

インプラントに関してWEBで調べましたが、やはり手術をする医師に意見を聴くのが一番エエのかなと思い、例の医師のカウンセリングを受けてみることにしました。


まずは、インプラント治療ってどんなことをするのかを教えてもらおう!
インプラント治療は、ネジ状の細い器具を歯茎の下のアゴの骨に埋め込んで歯の土台を作るものだそうです。もちろんちゃんと麻酔をするので痛みはないそうです。

 

話が横にそれますが、麻酔なしで歯を削ってもらったことありますか? 
私は一回だけあるんです。

医師「これやったらチョットだけ痛いけどすぐに済むから麻酔なしでいこか?」

チョット痛いだけやったら、まあええか。

「ぎえー!嘘つき!」頭の中で叫びました。

話を元にもどして、

そのネジ状の細い器具は、様々なメーカーで患者の歯茎やアゴの骨に合うように様々な太さ、長さが用意されていることをPCの画面で見せてもらいました。

 
手術では、最初に現在残っている歯・神経を抜き、何日か空けて落ち着いたら歯茎を開いて、人口骨とインプラントを埋め込むとのことでした。

手術でアゴの血管や神経を傷つけないように細心の注意を払って手術するとも言ってました。インプラントの下の骨の厚みは約2mmだそうです。それを突き破ってしまうとどうなるか? その精密な手術をするために、CTで手術対象箇所を撮影して詳細に画像を分析して、綿密に手術の計画を練るのだそうです。

 

手術終わったら、「いい仕事しましたねぇ。」って言ってあげよう。

人によってはアゴの骨が硬くてインプラントが入りにくいなどの事象がときおり発生することがあるが、慎重に手術すれば問題ないと安心させようとする説明もありました。


 聴くべきか一瞬躊躇したのですが、思い切って医師にこんなことを聴きました。
「先生のインプラント手術実績は何例くらいありますか?」


うわ、聴いてしまった。怒るかな?

ちょっと間があって
「先月までの実績でいうと○○件やね」

聴くことで医師の機嫌を損ねると困るのですが、この程度の質問で機嫌を損ねて治療に支障がでるくらいなら別の歯科へ行くのでもいいかと腹を据えるのがいいでしょうね。

安心したいですから。

 
全体の治療期間は目安として約5ヶ月が予定されていました。そのうち、人口骨とインプラント埋め込みに要する期間は2ヶ月くらいだったと思います。

インプラントの埋め込み手術の所要時間は1回あたり3時間程度。説明を聞いた当初は「なんで5ヶ月なん? 長すぎるんとちがう?」と思いましたが、

・現在残っている歯・神経を抜いて、落ち着かせる、

インプラントの埋め込み手術を2回に分けて実施する、

インプラントアゴの骨のなかで定着していくのを確認する、

・手術した周辺に異常が見られないかを確認する、あわせて消毒する、 など

様々な処理と確認を確実に進めると時間がかかることがわかりました。

えらいこっちゃ!5か月!

治療の途中でめんどくさくなって、行くのイヤになったらどうしよう?


費用はインプラント4本分で約100万円を見込んでほしいと言われてビックリ。

予想はしていましたがやはり「高いなあ!」の一言です。インプラントの上に被せる人工の歯も含めての価格なのですが、やはり高価だと思います。

長く付き合う歯なのでしっかりしたものを選ばなあかん。セラミックスやジルコニアなどから選べるのですが、一般的にはセラミックスがよく選ばれるらしいので、セラミックスにしました。

誰でも受けられる治療ではないですが、ここはこれからの人生のために投資と思って割り切りました。

 

参考までにインプラントメーカーはスウェーデンをはじめとして日本やアメリカなどにあるとのことでした。

事前にWEBで調べたけど頭に入ってなかった。


先進のものはインプラントが始まったスウェーデン製だと説明がありまして、スウェーデン製にしました。日本製が劣っているというわけではなく、実績が多いということなので、スウェーデン製に決めました。

 

つぎに、インプラント耐用年数について聴くと、20~30年くらいを考えておけばよいらしいです。結構長持ちするんですね。意外でした。


インプラントにして義歯を被せたら終わりと思っていたのですが、よくよく聞くと手術後も定期的に掃除や状況確認(いわゆるメンテナンスですかね)をしてもらう必要があるそうです。長持ちの理由の一つがここにありました。

掃除って歯についた汚れを落として、磨いてもらうくらいのことだと思ってたら、義歯を接着剤でインプラントと永久固定するのではなくて、いつでも歯科で取り外せる程度に特殊な接着剤で接着しておき、必要なときに外してインプラントや歯茎をきれいに維持することができるそうです。年に2~3回義歯を外して掃除する人が結構いるようです。

帰宅して妻に相談したところ、これからの人生がまだまだ長いのでインプラントにしてはどうかと言ってくれました。

インプラントすることに決定です!!

義歯がセラミックスやジルコニアなどから選べるが、セラミックスにした。と書きましたが、後日、医師と会話してセラミックスより頑丈といわれるジルコニアに変更しました。ラッキーなことに費用変更なしでした。人徳ですかね? それとも最初からジルコニアの価格を提示されてたのか? キツネとタヌキ。

 

手術前の検査

カウンセリングの1週間後に、検査として歯科用CTでアゴを撮影されました。

CTが設置された部屋に入って撮影準備。立ったままで「はい、動かないでください」医師の声の後で、顔のまわりを機械がぐるぐると1周回っていきます。部屋に入ってから撮影完了まで1分かかったのかなという感じです。胸部や腹部のCTやMRIを経験したことがありますが、これらに比べるとアッという間のことで非常に楽でした。

手術の計画

CT撮影後、少し待ってから医師が画像をPC画面に表示して説明してくれました。(残念ながら、CTの画像データはもらえないのでここで紹介できないです)

アゴの骨を顔の横から見た画像、顔の正面から見た画像がくっきり映ってます。

わりとかっこエエ、男前のガイコツやな。

PC画面の上にいくつかの大きさのインプラント画像を重ね合わせて、私のアゴの骨にあうサイズのものを医師が選んでくれました。

「○○さん(私のこと)のアゴの骨は少し細めなので、インプラントも細めのものにしましょう。3.2mmがいいかな。」

 PC画面上の私のアゴの骨に合わせてインプラントの画像4本を配置したイメージを見せてくれました。ああ、なるほど! こんな風にインプラントが埋め込まれるのか!

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インプラントの太さは3.2mm


「あっ、それから、手術当日に血液を少しとります。血液のある成分を抽出してインプラント埋め込みの時に使うと骨とくっつきやすくなり、早く安定します。」

「今更ですが、手術は痛くないですよね?」

またまた聴きました。歯茎を切り開いて、アゴの骨に穴を開けて人工骨とネジみたいな器具を埋め込むんやから痛いに決まってます。麻酔するとは言っても、全身麻酔でもないし痛くないとは信じがたい。

医師がニコニコしながら言うには「今まで、痛いと言った患者さんはいないですよ。麻酔の注射がチクッとする程度です。」
そう言われると信じるしかないですね。

インプラント手術当日

朝8時30分にクリニックに到着。トイレを澄まして、待合のソファに座っていると、私の名前が呼ばれたので治療室に入りました。

医師は、いつもの白い診察着ではなくて、TVドラマで見るような青い手術着を着て待ち構えていました。

またエエカッコして。

「手術は時間がかかるので、よければトイレに行かれますか?」

「さっき行ったので大丈夫です」

麻酔の注射はチクチクとかなりの数をされましたが、その前に歯茎に表面麻酔をガーゼで塗ってくれたので大して痛くはありませんでした。

「じゃあ、始めます。もし痛かったら手を上げてください。」

「(心の中で)痛くないって言ってたやん!」

手術が始まって、何かしてるのはわかるけどまったく痛くない。口の中でウイーンという低音が聞こえるのは、インプラントを入れてる音かな? 虫歯治療で歯を削るときのあの甲高い音とは違うので、ちょっと気が楽でした。

「滅菌ガーゼ!」とか言って、医師が看護師に指示してる声が聞こえます。
口を長時間開けたままにするのがチョットしんどいけど、たまにほんの少し時間をとってくれたのがよかったです。

手術完了

結局、まったく痛みを感じることなく手術が終わりました。時刻は12時前。

このあと何日かに分けて、手術箇所の消毒をやってもらいました。人工骨やインプラントアゴの骨とうまくひっついて安定するのを待ってから、義歯の型を取ってもらいます。私の場合は安定するまで1か月近くかかりました。

義歯取り付け

いよいよ、義歯を被せる日が来ました。
接着剤なしで一旦被せてみて、上の歯と噛み合わせがうまくいくかの確認をします。
問題なしです。

永久固定ではなく、義歯を取り外しができるような接着剤で固定されてひと区切りつきました。
これで、ひと安心です。

手術後のインプラントの調子

翌日以降、食事をしても何の違和感もありません。快調!のひとことです。

医師からは、当面の間、硬いものを噛むときはできればインプラント側の歯を避けるようにしてほしいとのこと。

手術後しばらくの間は、医師の一言を覚えていましたが、いつの間にかふつうに硬いものを噛んでました。違和感は何もありませんでした。

なぜか、リンゴを噛んでも血がでませんか? のTVCMを思い出した。

歯と長く付き合わなければならないので、医師の指示を守ります。

インプラントを入れてからも2ヶ月に1回程度でメンテナンスしてもらってます。
2回に1回の割合で義歯を外してのメンテナンスです。

費用支払い

 

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請求書の一部

 結局、支払った費用は上記の手術関連で90万円弱。

その他に手術前の検査費用、抜歯費用、手術後の一定期間の消毒と状況確認(複数回実施)の費用が3万円くらいでした。

最後に

インプラントにしてよかったです。
悩んでいる人は、まずは歯科でカウンセリングを受けることをお勧めします。

聴きたいこと、不安なことを事前に整理しておいて、カウンセリングのときにしっかり聴いてください。手術後に「こんなはずでは・・・」ということになっても取り返しは不可能ですから。

参考までに、インプラントについてよくある質問は公益社団法人日本口腔インプラント学会ホームページで見ることができます。

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歯が甦った気分!!