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田中泰延さんの本を読んでみた。「読みたいことを、書けばいい」林修さんがTVで紹介。

「読みたいことを、書けばいい」

 日本最大手の広告代理店「電通」で24年間勤めた田中泰延(のぶひろ)さんとおっしゃる方が、こんな題名の本を出版されたので読んでみました。

きっと大きな刺激をうけることでしょう。今までの固定観念みたいなものが変わってきて、文章を書く時の考え方や文章の書き方がいい意味で変わるだろうと思います。

 発行所:ダイヤモンド社
 2019年6月12日 第1刷発行
 

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表紙

この本の存在をなぜ知ったかというと、2019年8月18日(日曜)にTBS/MBS系で夜10時から放送されている番組(https://www.mbs.jp/mimi/)を偶然観たからで、予備校講師として有名な林修さんが本を3分で紹介してました。

著者の田中さんはコピーライター・CMプランナーとして勤務されてたそうですから、表現のプロですね。

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作者プロファイル

どんな内容か

表紙には「人生が変わるシンプルな文章術」って書いてあります。

でも、中を読むと、この本は文章を書くテクニックなどを指南するような本ではないそうです。

田中さん、ホンマは嘘つきか? 

それとも出版社の策略か?

まあ、とちらでもいいです。

どんな内容の本なのでしょう?

他人に読んでもらい、楽しんでもらうためでなく、田中さん自身が読みたい、田中さん自身が読んで楽しくなる内容なのだそうです。


こんな感じですかね?

 何を書くのか:自分が書いて楽しいこと

 誰に書くのか:自分宛て

 どう書くのか:自分が読んで楽しめるように

 なぜ書くのか:自分が楽しんで好きなように書けるから

そんな本、売れるんかいな? 他人事ながら心配です。

 

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裏表紙

売れるかどうか分からんけど、

田中さんは、自分で楽しく書いて、自分で読んで楽しかったら他人も楽しい(はず)

ということで、他人と楽しみを共有したいんですね。

ある意味、身勝手で、ワガママな人やな。たぶん。

 

結果は、発売1ヵ月で6万部突破のベストセラー。

恐れ入りました!

 

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田中さんとこの本のすごいところ

読んでみると結構興味深いことが書いてあって、言われてみればというか、読んでみたら、そういう観点か!とビックリしたり、あーなるほどと納得できる内容が多すぎる。

堅苦しくなく、表現のプロとして具体的な内容を読みやすい文章で書かれていてリラックスして読めます。


たまに、ホンマかー?と突っ込みたくなるところもありますが。。。


熟練のコピーライター・CMプランナーの人を引き付ける書き方のノウハウと味が文章に出ているように思います。

25ページから少し引用します。

 

ある日、ダイヤモンド社の今野良介さんという人から異常な熱量のメールが届いたのだ。読む必要はないが、その空気を感じていただくために、最初に届いたメールを全文転載する。

 

すごいのは、出版社の担当者が田中さんの文章に惹かれるところでしょう。

 

28ページから引用します。

 

単純に田中さんの文章が好きです。(中略)映画評は、「その作品は客観的にどのような意義があるのか」だけでなく、「自分が何を感じたか。どこを愛したか」に重点を置いて書かれているので、拝読していてとても気持ちが良く、スッと心に届くのです。」 

 

このメールはざっと数えると、1,200~1,300文字くらいあります。
まさに、田中さんへの熱烈なラブレターという感じです。

 


もし、他人が読んで楽しくなかったら?

そうなったら、今はやりのSNSでつまらんぞ!って拡散するかもしれません。

でも、田中さんは特に気にしないでしょうし、その状況を楽しむことでしょうね。

自分の名前や本の題名を広めてもらえるのだから。


仮に、10,000人に拡散してそのうち1%の変な人か奇特な人が本を買ったとしたら、1,500円*100冊=150,000円の売上。

TVでの宣伝効果に比べたら大したことはないでしょうが、それでも150,000円の売上増加見込み。悪くはない。

 

 

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田中さんの考えを想像するとそんな気にさせられます。

 

本を書く際に綺麗な文章を気にして書く人が多いようですが、
読んでいて楽しい文章は綺麗かどうかなんて気にならないです。

気持ちが文章の中に入り込んでしまいますから。田中さんの飾らない、楽しい文章がメチャ気に入りました。

作った翌日のカレーのようにエエ感じになってる(あくまでも素人の感想)。関西人らしさを思わせるボケとツッコミなどユーモアもあふれてます。

なぜか、幸か不幸か、私のボケとツッコミのやり方に似ている。私にとって幸なのか、田中さんにとって不幸なのか? どっちでも一緒か?

 

詳しい内容については書けないので本を買って読んでください。

1,500円は高くないです(税込みで1,620円、2019年10月からは1,650円)。


参考までに、文字がちょっと大きめで、1行当たりの文字数は少なめ。

さらに1ページ当たりの行数も少なめ。お年寄りも読みやすい。

世間で話題のルーペなんて要りません。だから、どんどんページが進んで、

読んでる感は高い。

それでいて、中身はものすごく濃い~んです。

 

ここまで書いたところでチョット気になってきました。

紹介に物足りなさを感じる人がいるかもしれないので、1,500円でも安いと思えることを少しだけ以下にご紹介します。


本文だけでも、すーと頭に入ってきて十分ためになるし、楽しめるし、満足度が高い
さらに以下のようなおまけが本文中に記述されている。

1.田中泰延が書いた記事10選
 これ読んでてメチャ楽しい。吸い込まれる!の一言。

2.文章術コラム1 広告の書き方(26ページに渡って書いてある)
 広告作成のポイントなどが書かれていて、さすがコピーのプロ! 他のページに比べるとクソ真面目に描かれている。
 ライターになりたい人は、これを絶対身に着けて活用すべし。

3.文章術コラム2 履歴書の書き方(22ページに渡って書いてある)
 ここもクソ真面目に描かれている。しかも、その視点は言われてみれば、あーっ、そうか!!
 これも理解して絶対身に着けて活用すべし。これを読まなければ絶対に損します。

4.文章術コラム3 書くために読むといい本(14ページに渡って書いてある) 
 これはもう参考書だ! 読むべし。

 

この本を読んで異議を唱えたい、反論があるという人は、田中さんへその内容を伝えてはいかがでしょう?

反論が面白ければ、田中さんから説明などの返信が来るかもしれません。本にTwitterのアドレスが記載されてます。 

 

最後に、大阪弁が嫌いな人/理解できない人は、時折ムッとしたり、意味不明になる場合がほんの少しあるかもしれないですね。

大阪人以外の人に41ページの「大阪人の作り方」を読んで大阪人を理解してもらえることを期待します。
  本をお持ちでない方は以下を検索して参照ください。
    TCC(TOKYO COPYWRITERS CLUB)  2014.02.07 田中泰延

 

終わり